ゲーム内のレース中能力計算処理(レース開始まで)
- ゲーム内のレース中能力計算処理(レース開始まで)
- まとめ
 - レース中能力の初期値をセット
 - 3歳ライバル馬のレース中SP、ST制限
 - 調子ランクの決定
 - 輸送負け判定
 - 故障中、追い切り、海外レース、休み明けによる補正
 - 前走補正(デビュー戦なら無し)
 - 調子ランクによるレース中勝負根性の補正
 - 調子ランクによるレース中SPの補正(スピイレ、超絶)
 - ダート適性によるレース中SPの補正
 - 故障判定
 - 乗り替わりによる気性補正
 - 馬体重によるレース中SP、ST、人気の補正
 - 騎手ランクによるレース中ST、気性、人気の補正
 - イレ込み判定
 - 馬場状態によるレース中SP、人気の補正
 - 年齢、性別、斤量によるレース中SPの補正
 - スタート力の計算
 - パドックでの歩き方
 - レース距離によるレース中STの補正
 - 予想印の決定処理
 - 騎手の特殊効果によるレース中能力の補正
 - 道中で引っかかる判定
 
 
まとめ
かなり長い処理なので主要な部分だけ抜粋すると
- 調子が絶好調、かつ当日輸送の場合に限り調子が1段階下がることがある。健康の値が高いほど下がりにくくなり、健康7なら0%になる。
 - 追い切りしないで(水曜未調教の状態で)レースに出ると調子が1段階下がった扱いになる。
 - 休み明け(前走からの経過週13以上)ならレース中気性が1/2になる。
 - 乗り替わりだとレース中気性が5下がる。
 - ベスト体重より太っているとレース中SPが、痩せているとレース中STが削られる。
 
- [500 ÷ レース開始前の気性現在値 (小数点以下切り上げ)]% の確率で(スピイレ or 超絶好調)となる。(気性5以下なら100%)
 - (スピイレ or 超絶好調)となるパターンに入った場合、レース開始前の気性現在値(レース中気性ではない)が偶数なら100%スピイレになり、奇数ならそれぞれ50%の確率でスピイレ、超絶好調のどちらかとなる。
 - スピイレではレース中SPが34%ダウン、超絶好調ではレース中SPが10%アップする。
 - 気性がどんな値でもスピイレ確率は0にはならないので、スピイレを確実に回避する方法は存在しないと言える。
 
- G1なら[A × 2 – 20]% 、G1以外なら[(A – 10) × 10 ÷ 9]% の確率でイレ込み状態になる。(G1の方がイレ込みやすい)
 - A = 1000 ÷ レース中気性 (小数点以下切り上げ)
 - イレ込み状態になるとレース中STが1/2になり、道中かかりやすくなる。
 
抜粋ここまで。
レース中能力の初期値をセット
まず、自分の馬ならSP、ST、勝負根性、気性、人気の現在値を、ライバル馬ならライバル馬パラメータの値をそのままレース中SP、ST、勝負根性、気性、人気の値にセットする。
なおライバル馬の場合「調子ランクの決定」から「故障判定」までの処理はカットされる。
3歳ライバル馬のレース中SP、ST制限
3歳ライバル馬でレース中SP、STが51以上の場合に限り、以下の計算式で能力が補正される。
補正後の値 = 50 + A
・A = (補正前の値 – 50) × B ÷ 48 (小数点以下切り捨て)
・B = 週カウンタ(7月1週で24、そこから毎週1ずつ増えて12月4週で47)
調子ランクの決定
調子の値を以下のような調子ランクに変換する。
| 調子 | 調子ランク | 
| 0(ずっと調子が/カイ食いが) | 0 | 
| 1(少しずつ) | 1 | 
| 2(毛ヅヤも) | 2 | 
| 3(順調) | 3 | 
| 4(いい状態) | 4 | 
| 5(相変わらず) | 3 | 
| 6(良くも悪くも) | 2 | 
| 7(バテ気味) | 1 | 
輸送負け判定
当日輸送の場合、2/3の確率で体重-4kg、1/3の確率で体重-6kgとなる。
さらに、当日輸送かつ絶好調の場合に限り、健康の値により以下の確率で調子が1段階下がる。
(「相変わらず元気~」になり、調子ランクも3になる)
| 健康 | 調子が下がる確率 | 
| 0 | 90% | 
| 1 | 55% | 
| 2 | 35% | 
| 3 | 25% | 
| 4 | 15% | 
| 5 | 10% | 
| 6 | 5% | 
| 7 | 0% | 
故障中、追い切り、海外レース、休み明けによる補正
- 故障中なら強制的に調子ランク=0になる。
 - 水曜未調教の場合、調子ランクが1ダウンする。(既に0の場合を除く)
 - 海外レース(キングジョージ、アーリントンミリオン、凱旋門賞)なら無条件でレース中人気-20
 - 休み明け(前走からの経過週13以上)ならレース中気性が1/2になる。(小数点以下切り捨て)
 
前走補正(デビュー戦なら無し)
- 乗り替わり(依頼騎手が前走騎手と違う)ならレース中気性-5
 - 前走より5ランク以上距離が長い場合、(今回の距離ランク – 前走の距離ランク)ぶんレース中STが減少する。
 - 前走より5ランク以上距離が短い場合、(前走の距離ランク – 今回の距離ランク)ぶんレース中SPが減少する。
 - 距離ランク=(0:1000m、1:1200m、2:1400m、3:1500m、4:1600m、5:1700m、6:1800m、7:2000m、8:2200m、9:2300m、10:2400m、11:2500m、12:2600m以上)
 
調子ランクによるレース中勝負根性の補正
調子ランクの値により、レース中勝負根性の値に以下の補正係数を掛ける。
(小数点以下切り捨て)
| 調子ランク | 補正係数 | 
| 0 | 0.4 | 
| 1 | 0.65 | 
| 2 | 0.85 | 
| 3 | 0.95 | 
| 4 | 1 | 
調子ランクによるレース中SPの補正(スピイレ、超絶)
[500 ÷ レース開始前の気性現在値 (小数点以下切り上げ)]% の確率で(スピイレ or 超絶好調)となる。(気性5以下なら100%)
- (スピイレ or 超絶好調)となるパターンに入った場合、レース開始前の気性現在値(レース中気性ではない)が偶数なら100%スピイレになり、奇数ならそれぞれ50%の確率でスピイレ、超絶好調のどちらかとなる。
 - (スピイレ or 超絶好調)となるパターンに入らなかった場合、調子ランクの値がそのまま使用される。
 
調子ランクの値もしくはスピイレ、超絶好調により、レース中SPの値に以下の補正係数を掛ける。(小数点以下切り捨て)
| 調子ランク | 補正係数 | 
| スピイレ | 0.66 | 
| 0 | 0.66 | 
| 1 | 0.8 | 
| 2 | 0.9 | 
| 3 | 0.96 | 
| 4 | 1 | 
| 超絶好調 | 1.1 | 
ダート適性によるレース中SPの補正
ダートレースの場合に限り、ダート適性と馬場状態によりレース中SPの値に以下の補正係数を掛ける。(小数点以下切り捨て)
| ダート適性 | 良 | 稍重 | 重 | 不良 | 
| 0 | 0.7 | 0.8 | 0.85 | 0.7 | 
| 1 | 0.85 | 0.9 | 0.95 | 0.85 | 
| 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 
| 3 | 1.15 | 1.1 | 1.05 | 1.15 | 
| 4 | 1.3 | 1.2 | 1.15 | 1.3 | 
| 5 | 1.5 | 1.3 | 1.25 | 1.5 | 
故障判定
レース中能力とは関係ないが、このタイミングで故障判定を行っている。
- 自身より内枠に競争中止になる馬がいる場合、絶対に故障しない。
 - それ以外なら以下の確率で予後不良となる。
予後不良確率 = (A + B)/256 - A = 斤量[kg] – 59 (下限=0)
 - Bは健康と疲労の値によって決まる値で、以下のように設定されている。
 
| 健康 | 疲労値=0 | 疲労値=1~59 | 疲労値=60以上 | 
| 0 | 5 | 14 | 25 | 
| 1 | 3 | 9 | 22 | 
| 2 | 2 | 8 | 20 | 
| 3 | 1 | 6 | 17 | 
| 4 | 1 | 5 | 15 | 
| 5 | 0 | 4 | 13 | 
| 6 | 0 | 3 | 11 | 
| 7 | 0 | 2 | 9 | 
- 予後不良にならない場合は、ダートのレースならダート一杯調教、芝のレースなら芝一杯調教を行った時と同様の計算で故障判定を行うようである。
骨折(かなりの重傷)以上なら競争中止となる。 
乗り替わりによる気性補正
他の馬に奪われる形で乗り替わりが起こった場合、レース中気性-5
ただし、登録時の乗り替わり(登録時の依頼騎手と前走騎手が別)で既にレース中気性-5となっている場合はここで乗り替わってもマイナスされない。
馬体重によるレース中SP、ST、人気の補正
- 前走から+10kg以上ならレース中人気-1
 - 馬体重によりレース中SP、STに以下の補正がかかる
 
| 馬体重 | 補正の内容 | 
| ベスト-6kg | レース中ST-3 (以降-2kgごとに-2) | 
| ベスト-4kg | レース中ST-2 | 
| ベスト-2kg | レース中ST-1 | 
| ベスト | 増減なし | 
| ベスト+2kg | レース中SP-1 | 
| ベスト+4kg | レース中SP-2 | 
| ベスト+6kg | レース中SP-3 (以降+2kgごとに-2) | 
騎手ランクによるレース中ST、気性、人気の補正
プレイヤー所有馬のみ、騎手ランクによりレース中ST、気性に以下の補正値を加算する。
| 騎手ランク | 気性補正 | ST補正 | 
| S | +9 | +8 | 
| A | +5 | +5 | 
| B | +1 | +3 | 
| C | -1 | +1 | 
| D | -4 | 0 | 
| E | -6 | 0 | 
| F | -8 | 0 | 
| G | -11 | 0 | 
| H | -12 | 0 | 
全ての出走馬に、騎手ランクによりレース中人気に以下の補正値を加算する。
| 騎手ランク | 人気補正 | 
| S | +8 | 
| A | +5 | 
| B | +3 | 
| C | +1 | 
| D以下 | 0 | 
イレ込み判定
- ここまでの計算でレース中気性がマイナスになっている場合、レース中気性=0に修正される。
 - レース中気性の値とG1レースかどうかにより、以下の確率でイレ込み状態となる。
 - G1以外のイレ込み率 = [(A – 10) × 10 ÷ 9 (切り捨てなし)]%
 - G1のイレ込み率 = [A × 2 – 20]%
 - A = 1000 ÷ レース中気性 (小数点以下切り上げ)
 - G1レースの方がG1以外のレースよりもイレ込み状態になりやすい。
 - イレ込み状態になるとレース中STが1/2 (小数点以下切り捨て)になり、道中かかりやすくなる
 - イレ込み状態になっても予想印には影響しない。
 
馬場状態によるレース中SP、人気の補正
- ダートの馬場状態は以下の芝基準の馬場状態に変換する。
ダ良→芝不良、ダ稍重→芝重、ダ重→芝稍重、ダ不良→芝重 - 芝基準の馬場状態により、レース中SP値に以下のような補正を行う。
 
馬場状態によるSP補正閾値=(良:100、稍重:60、重:40、不良:20)
馬場状態による補正係数=(良:1/1、稍重:1/2、重:1/3、不良:1/4) として
- レース中SP < 馬場状態によるSP補正閾値 ならレース中SPは変化しない。
 - レース中SP >= 馬場状態によるSP補正閾値 なら
レース中SP = (レース中SP – 馬場状態によるSP補正閾値) × 馬場状態による補正係数 (小数点以下切り捨て) + 馬場状態によるSP補正閾値
となる。 
- 芝基準の馬場状態により、レース中SP値に以下の値を加算する。
(良:0、稍重:+5、重:+10、不良:+15) - 芝レースで良馬場以外の場合のみ、重馬場適性によりレース中SPとレース中人気に以下の値を加算する。(ダートレースでは加算しない)
(重馬場適性=△:-3、○:0、◎:+3) 
年齢、性別、斤量によるレース中SPの補正
年齢と性別によりレース中SP値に以下の補正値を加算した後、斤量[kg]ぶんレース中SPをマイナスする。
| 年齢 | 牡馬、騙馬 | 牝馬 | 
| 3 | +52 | +52 | 
| 4 | +54 | +53 | 
| 5 | +57 | +55 | 
| 6 | +56 | +54 | 
| 7 | +55 | +53 | 
| 8 | +54 | +52 | 
| 9 | +53 | +52 | 
スタート力の計算
スタート力(0が最も好スタート、7が最も出遅れ)を以下の手順で計算する。
・好スタート率 = 騎手ランクによる固定値(S:12、A:11、B:10、C:8、D:6、E以下:2)
・出遅れ率 = ( 566 ÷ (好スタート率 + レース中気性 + 7) ) – 4 (小数点以下切り捨て)
として、ここから各スタート力の確率分子(100分率)を以下の式で計算し、(0~99)の乱数を取得することでどのパターンになるかを決める。
・スタート力0となる確率分子 = 好スタート率
・スタート力1となる確率分子 = (レース中気性 ÷ 4) + 10 (小数点以下切り捨て) …(a)
・スタート力2となる確率分子 = (レース中気性 ÷ 8) + 30 (小数点以下切り捨て) …(b)
・スタート力3となる確率分子 = 100 – (好スタート率 + (a) + (b) + 出遅れ率)
・スタート力4以下となる確率分子 = 出遅れ率
スタート力4以下となる場合は、さらに(0~3)の乱数を取得して25%ずつの確率でスタート力4~7のいずれかとなる。
パドックでの歩き方
レース中能力とは関係ないが、イレ込みの仕様に紛らわしい部分があるので記述しておく。
- パドックでの歩き方は4パターンあり、パターン3(首を下に下げている歩き方)が選択された場合、パドックでイレ込み動作をしなくなる。(あくまで動作をしなくなるだけなので、イレ込み状態による効果自体は発動する)
 - パターン3以外の歩き方が選択された場合、イレ込み状態なら確実にパドックでイレ込み動作をするようになる。
 - パターン3以外の歩き方が選択された場合、イレ込み状態でなくても以下の確率でパドックでイレ込み動作をするようになる。(嘘イレ)
 - 嘘イレ率 = [A × 2 – 20] %
 - A = 1000 ÷ レース中気性 (小数点以下切り上げ)
 - 嘘イレはただの見せかけでレース中能力や予想印には影響しない(はず)。
 
レース距離によるレース中STの補正
補正後のレース中ST = (レース中ST × 2 ÷ A) + B (小数点以下切り捨て)
| レース距離 | Aの値 | Bの値 | 
| 1000~1200m | 6 | 70 | 
| 1400~1500m | 5 | 68 | 
| 1600~1700m | 4 | 65 | 
| 1800m | 3 | 62 | 
| 2000~2300m | 2 | 50 | 
| 2400m以上 | 1 | 0 | 
予想印の決定処理
ここまでのレース中能力計算処理(イレ込みによるST半減除く)を行った後の能力値を元に
以下の計算式で予想印の基準となる値の計算を行う。
この数値が大きい順に◎、○、▲、△の印がつく。
●小川
(レース中気性 ÷ 2 (小数点以下切り捨て) + レース中ST – 展開ボーナス) × レース中SP
※展開ボーナスは以下のように計算する。
まず全出走馬の脚質値(自在:0、逃げ:-10、先行:-5、差し:+5、追込:+10(自分の馬のデビュー戦は自在扱い))を計算し
・展開ボーナス = (その馬の脚質値 × 平均脚質値) ÷ 2 (小数点以下切り捨て)
・平均脚質値 = 全出走馬の脚質値合計 ÷ 出走頭数 (小数点以下切り捨て)
とする。つまり他が全て逃げ馬で1頭だけ追い込み馬がいる場合やその逆など極端に他の馬の脚質と離れているケースほど印が厚くなる。
●吉田
レース中SP × レース中ST + レース中人気
●佐藤
レース中SP × レース中勝負根性
●松本
レース中SP + C × 0.01 (小数点以下切り捨て)
・A = レース中ST ÷ 2 (小数点以下切り捨て)
・B = レース中勝負根性 ÷ 4 (小数点以下切り捨て)
・C = (A + B) × (レース中気性 + 20)
●本紙
レース中人気
騎手の特殊効果によるレース中能力の補正
- 特殊効果の発動条件と内容はこちら。
 - 騎手の特殊効果による補正は予想印には影響しない。
 
道中で引っかかる判定
- 指示戦法が追い込みの場合、100%引っかからない。
 - 追い込み以外なら[(99 – レース中気性) ÷ 300]% の確率で引っかかる。
(レース中気性=99以上なら0%) - イレ込み状態なら2の条件を満たさなくても1/3の確率で引っかかる。
 - イレ込み状態でなく2の条件も満たさないなら引っかからない。