産駒に名前をつけた瞬間に
親似→馬体重→成長型→X月→勝負根性→気性→ダート適性→健康→回復力→(名前1文字目による乱数変化)→スタミナ→スピード
の順番で決定する。
これらを決定する乱数は種付け時点に決まっているので、種付けタイミングをずらすことで産駒の能力も変化する。
(毎フレーム変化する4Byteの値が種付け時に保存され、産駒誕生時にこの保存した値で乱数シードの値を上書きしてから性別と毛色を決定し、名付け時に残りのパラメータを決定する)
親似の決定
50%ずつの確率で父似、母似のどちらかになる。
馬体重(ベスト体重)の決定
●牡馬の場合
馬体重(内部数値) = A × 5 + B + 62
●牝馬の場合
馬体重(内部数値) = ((A × 5 + B) × 7) ÷ 8 + 62 (小数点以下切り捨て)
※実際の馬体重[kg]は 256 + 内部数値 × 2 となる。
・Bは(0~4)の乱数
・Aは(0~99)の乱数を取得することによって決まる値で、以下の確率で決定する。
A | 確率 |
0 | 1% |
1 | 1% |
2 | 2% |
3 | 3% |
4 | 5% |
5 | 8% |
6 | 11% |
7 | 14% |
8 | 15% |
9 | 14% |
10 | 11% |
11 | 7% |
12 | 4% |
13 | 2% |
14 | 1% |
15 | 1% |
最終的に馬体重426㎏以下になる確率は牡馬では11%、牝馬では16.8%となる。
成長型とX月の決定
晩成度 = A + B + C + D (下限=0、上限=8)
・A = 父の成長が早熟or持続なら0、普通なら3、晩成なら6
・B = ベスト体重438kg以下なら0、440kg~488kgなら1、490kg以上なら2
・C = 牡馬なら0、牝馬なら-1
・D = (晩成インブリード本数 – 早熟インブリード本数) (ただし下限-1、上限+1)
晩成度の値により、以下の確率で産駒の成長型が決定する。
晩成度 | 超早熟 | 早熟 | 普通 | 遅普通 | 晩成 | 超晩成 |
0 | 50% | 36% | 10% | 4% | 0% | 0% |
1 | 48% | 32% | 12% | 6% | 2% | 0% |
2 | 40% | 28% | 18% | 10% | 4% | 0% |
3 | 10% | 14% | 36% | 32% | 8% | 0% |
4 | 6% | 10% | 34% | 34% | 10% | 6% |
5 | 2% | 8% | 30% | 30% | 20% | 10% |
6 | 0% | 6% | 12% | 16% | 36% | 30% |
7 | 0% | 2% | 10% | 15% | 38% | 35% |
8 | 0% | 0% | 8% | 14% | 40% | 38% |
決定した成長型によりX月が以下の確率で決定する。
父の成長が持続の場合は決定した成長型の1つ下の成長型で計算を行う。
(つまり持続だとX月がやや遅くなりやすくなる)
成長型 | 4歳3月 | 4歳7月 | 5歳5月 | 6歳3月 | 7歳1月 | 7歳7月 |
超早熟 | 38% | 32% | 16% | 9% | 4% | 1% |
早熟 | 0% | 16% | 40% | 34% | 8% | 2% |
普通 | 0% | 0% | 30% | 40% | 20% | 10% |
遅普通 | 0% | 0% | 0% | 50% | 30% | 20% |
晩成 | 0% | 0% | 0% | 5% | 70% | 25% |
超晩成 | 0% | 0% | 0% | 0% | 50% | 50% |
勝負根性限界値の決定
まず父と母父の底力パラメータにより、以下のように根性基準値が決定する。
母父の底力 | ||||
A | B | C | ||
父 の 底 力 |
A | 70 | 60 | 60 |
B | 50 | 50 | 50 | |
C | 40 | 40 | 30 |
※母父がゲーム内に登場する(種付け可能)種牡馬ではない場合、母父の底力はB扱いになる。
その後
- 面白配合なら100%根性基準値以上のパターンになる。
- 非面白配合なら50%ずつの確率で根性基準値以上、根性基準値以下のパターンに分岐する。
(1)根性基準値以上のパターン
ランダム幅 = [0~(根性上限 – 根性基準値)] の乱数 (根性上限=牡馬なら99、牝馬なら79)
底力インブリード本数 = (底力UPインブリード本数 – 底力DOWNインブリード本数) (※SEはインブリード1本と同等)
として、以下のように根性限界値を決定する。
底力クロス本数 | 勝負根性限界値 |
+2以上 | 100%の確率で 根性基準値 + ランダム幅 |
+1 |
2/3の確率で 根性基準値 + ランダム幅 1/3の確率で 根性基準値 + (ランダム幅 ÷ 2) (小数点以下切り捨て) |
0 |
1/3の確率で 根性基準値 + ランダム幅 2/3の確率で 根性基準値 + (ランダム幅 ÷ 2) (小数点以下切り捨て) |
-1以下 | 100%の確率で 根性基準値 + (ランダム幅 ÷ 2) (小数点以下切り捨て) |
(2)根性基準値以下のパターン
ランダム幅 = (1~根性基準値)の乱数
底力インブリード本数 = (底力UPインブリード本数 – 底力DOWNインブリード本数) (※SEはインブリード1本と同等)
として、以下のように根性限界値を決定する。
底力クロス本数 | 勝負根性限界値 |
+2以上 | 100%の確率で (根性基準値 + ランダム幅) ÷ 2 (小数点以下切り捨て) |
+1 |
2/3の確率で (根性基準値 + ランダム幅) ÷ 2 (小数点以下切り捨て) 1/3の確率で ランダム幅 |
0 |
1/3の確率で (根性基準値 + ランダム幅) ÷ 2 (小数点以下切り捨て) 2/3の確率で ランダム幅 |
-1以下 | 100%の確率で ランダム幅 |
なお、勝負根性の初期値は限界値の1/2となる。 (小数点以下切り捨て)
気性限界値の決定
まず気性最大値を以下のように決定する。
- 超危険配合、または気性難インブリードが9本以上ある場合、気性最大値は20となる。
- アウトブリードなら気性最大値は100となる。
- 上記の二つの条件をどちらも満たしていない場合は父似なら父の、母似なら母父の気性パラメータにより気性最大値が決定する。(気性A:100、B:80、C:60)
- 母似かつ母父がゲーム内に登場しない(気性パラメータを持たない)種牡馬の場合は父の気性パラメータが反映される。
次に、気性最小値を以下のように決定する。
- 超危険配合、または気性難インブリードが1本以上ある場合、気性最小値は1となる。
- アウトブリードで牡馬なら気性最小値は51、牝馬なら気性最小値は31となる。
- 上記の二つの条件をどちらも満たしていない場合は父似なら父の、母似なら母父の気性パラメータにより気性最小値が決定する。(牡馬なら気性A:51、B:41、C:31、牝馬なら気性A:31、B:25、C:19)
- 母似かつ母父がゲーム内に登場しない(気性パラメータを持たない)種牡馬の場合は父の気性パラメータが反映される。
最終的な気性限界値は
(気性最小値~気性最大値)
の乱数を取得することで決定する。
なお、気性の初期値は限界値に以下の係数を掛けたものとなる。 (小数点以下切り捨て)
成長型 | 係数 |
超早熟 | 0.7 |
早熟 | 0.63 |
普通 | 0.56 |
遅普通 | 0.49 |
晩成 | 0.42 |
超晩成 | 0.35 |
ダート適性の決定
父と母父のダート適性パラメータにより、以下の確率で産駒のダート適性が決定する。
両親の適性 | ダ適0 | ダ適1 | ダ適2 | ダ適3 | ダ適4 | ダ適5 |
父△-母父△ | 50% | 36% | 10% | 4% | 0% | 0% |
父△-母父◎○× | 40% | 32% | 20% | 8% | 0% | 0% |
父○-母父◎○△× | 10% | 25% | 30% | 25% | 10% | 0% |
父◎-母父○△× | 0% | 8% | 20% | 32% | 40% | 0% |
父◎-母父◎ | 0% | 2% | 10% | 36% | 48% | 4% |
※「×」は母父がゲーム内に登場しない(ダート適性パラメータを持たない)種牡馬である事を指す。
上記の確率で決定したダート適性が3以下、かつダート適性UPインブリードが1本以上ある場合(SE含む)に限り、ダート適性を+1する。
健康の決定
(1) 超危険配合(1×N、2×2)、危険配合(インブリード8本以上)なら確定で健康=0となる。
(2) 超危険配合、危険配合以外ならまず健康マイナス度を以下のように決定する。
- アウトブリードなら健康マイナス度=0となる。
- インブリードが1本以上あり、母が前年に出産してない(不受胎含む)なら健康マイナス度=1となる。
- インブリードが1本以上あり、母が前年に出産済みなら健康マイナス度=2となる。
健康マイナス度と父の健康パラメータにより、以下の確率で産駒の健康が決定する。
マイナス度 | 父健康 | 健康0 | 健康1 | 健康2 | 健康3 | 健康4 | 健康5 | 健康6 | 健康7 |
0 | C | 0% | 14% | 20% | 22% | 20% | 14% | 6% | 4% |
B | 0% | 6% | 10% | 16% | 20% | 20% | 16% | 12% | |
A | 0% | 0% | 4% | 6% | 12% | 22% | 28% | 28% | |
1 | C | 0% | 22% | 26% | 20% | 12% | 10% | 6% | 4% |
B | 0% | 10% | 12% | 18% | 20% | 18% | 12% | 10% | |
A | 0% | 4% | 6% | 8% | 12% | 20% | 26% | 24% | |
2 | C | 0% | 30% | 28% | 22% | 12% | 5% | 3% | 0% |
B | 0% | 13% | 18% | 20% | 18% | 15% | 10% | 6% | |
A | 0% | 8% | 10% | 12% | 16% | 20% | 20% | 14% |
回復力の決定
まず以下の確率で暫定的な回復力の値を決定する。
回復力の値 | インブリード時 | アウトブリード時 |
16 | 2% | 1% |
17 | 3% | 1% |
18 | 6% | 2% |
19 | 10% | 5% |
20 | 13% | 9% |
21 | 14% | 12% |
22 | 14% | 14% |
23 | 12% | 14% |
24 | 9% | 13% |
25 | 6% | 10% |
26 | 4% | 7% |
27 | 3% | 5% |
28 | 2% | 3% |
29 | 1% | 2% |
30 | 1% | 2% |
上記の確率で決定した暫定の回復力の値に
- 5×5以外の回復力UPインブリード1本ごとに+2 (回復力UPのSE含む)
- 5×5の回復力UPインブリード1本ごとに+1
を加算した値が最終的な産駒の回復力値となる。
名前1文字目による乱数変化
産駒につけた名前1文字目の文字コードにより回復力決定後の乱数シードの値が変更される。
名前1文字目を変えることで産駒のスタミナ限界値、スピード限界値、スピード現在値が変化することになる。
スタミナの決定
まず最初にSP、ST基準値の計算方法に基づいて決定したST基準値から計算をスタートする。
産駒ST = ST基準値
●スタミナ爆発処理(3代同系配合ならカット)
以下のサイクルの繰り返しで産駒STがST基準値から上積みされていく。
(1) ニックスの有無と産駒父の実績パラメータにより、爆発規定値を以下のように決定する。
実績 | 非ニックス時 | ニックス時 |
A | 90 | 95 |
B | 80 | 85 |
C | 70 | 75 |
(2) ST上昇値の上限 = 爆発規定値 – 現在の産駒ST とする。
ただし、この値が9以下となる場合は ST上昇値の上限 = 10 とする。
(3) 二重に乱数を取得する閾値を以下のように決定する。
- スタミナUPインブリード本数(SE含む)が0なら 二重に乱数を取得する閾値 = 0
- それ以外なら 二重に乱数を取得する閾値 = A × 4 + B × 2 + 5
- A = 5×5以外のスタミナUPインブリード本数 (SE含む)
- B = 5×5のスタミナUPインブリード本数
(4) (0~19)の乱数を取得し
・乱数 < 二重に乱数を取得する閾値 の場合
ST上昇値 = (1~ST上昇値の上限)の乱数 とする
・乱数 >= 二重に乱数を取得する閾値 の場合
A = (1~ST上昇値の上限)の乱数
B = (1~A)の乱数
を取得して
ST上昇値 = B とする。
どちらの場合でも 産駒ST = 産駒ST + ST上昇値 とする。
(5) 産駒STが(100 + STニトロ本数)以上になった場合、この時点で爆発処理を打ち切る。
(6) (0~99)の乱数を取得し
・乱数 < 産駒父の安定パラメータによる爆発継続閾値(A:44、B:53、C:60)
なら(2)に戻って処理を繰り返す。
・乱数 >= 産駒父の安定パラメータによる爆発継続閾値(A:44、B:53、C:60)
ならこの時点で爆発処理を打ち切る。
※能力最大となるのは 99+ニトロ本数 で(5)の制限をぎりぎりクリアしつつ次のサイクルで上昇値10を引いた時なので
配合限界 = 109 + ニトロ本数
となる。
●スタミナ再抽選処理(3代同系配合ならカット)
爆発処理終了後に
[0~(配合限界-10)] の乱数を取得し
乱数 = 爆発処理終了時の産駒ST
となった場合に限り 、ここまでの流れを全て無視して産駒STの再抽選を行う。
再抽選を行う場合に限り
[0~(配合限界-20)] の乱数
を取得し
再決定後の産駒ST = 乱数 + 20
とする。
いわゆる逆爆発と言われるようなケースは、このパターンに入って基準値を大きく下回るような値を引いているのだと思われる。
●安定パラメータとインブリード本数によるペナルティの計算処理(3代同系配合でも行う)
- ここまでの計算で産駒STが19以下になっている場合、 産駒ST = 20 に補正される。
- 産駒STから産駒父の安定パラメータとインブリード本数を元に計算したペナルティ値を引いたものが最終的なスタミナ限界値となる。
- A = 産駒父の安定ペナルティ(A:10、B:20、C:30) + インブリード本数 – 1 (ただし、Aの上限 = 産駒ST – 1 とする)
- B = (0~A) の乱数
- 最終的なスタミナ限界値 = 産駒ST – B
なお、スタミナの初期値は限界値の1/2となる。(小数点以下切り捨て)
スピードの決定
スピードWUPもしくはスピードUPインブリードが1本以上ある場合の二重に乱数を取得する閾値が異なる以外は、スタミナと全く同じ計算によりスピード限界値を決定する。
- 二重に乱数を取得する閾値 = A × 3 + B × 2 + C + 5
- A = 5×5以外のスピードWUPインブリード本数 (SE含む)
- B = 5×5以外のスピードUPインブリード本数 (SE含む) + 5×5のスピードWUPインブリード本数
- C = 5×5のスピードUPインブリード本数
なお、スピードの初期値は以下の式によって決定する。
- SP初期値 = SP限界値 × A × 0.01 (小数点以下切り捨て)
- A = (超早熟:70、早熟:60、普通:50、遅普通:40、晩成:30、超晩成:20) + (0~9)の乱数